IP電話化(内線・通信システム)
飯田開発センターでは、地方特有のコミュニケーション課題を解決するため、 社内外の通話環境を効率化するIP電話システムを自前で構築・運用しています。
導入の背景と目的
飯田開発センターは、地方都市に位置するため、お客様対応や本社との連絡に 通常の電話を使うと通信コストや待ち時間が増える傾向にありました。そこで、 コスト削減と利便性向上を目指して、IP技術を用いた電話システムの構築に取り組みました。
実装した主な機能
センター内のIP内線化
飯田開発センター内のすべての電話をIP化し、部署間の円滑な連絡を可能にしました。
本社とのIP接続
東京本社と飯田開発センター間をIP電話で接続し、内線として相互通話が可能です。
050番号による着信
外線からのダイヤルイン着信に対応し、050番号での直接通話が可能です。
多地点通話・会議室
複数拠点から参加できる音声会議機能を実装し、会議・ブリーフィングの効率化を図っています。
その他の実装機能
- 音声ガイダンスによる自動案内機能
- 着信先による鳴り分け設定
- BLFスイッチによる回線状態表示
- セキュリティ強化されたコールバック機能
導入による効果
このIP電話システムの導入により、電話通信コストの削減に成功するとともに、 社内外の連絡が迅速かつ確実に行えるようになりました。また、外部システムの導入ではなく、 社内でのシステム構築により柔軟な機能追加や運用改善が可能になっています。
社員の家庭での活用例
社員A
我が家では昼間、誰もいないため留守番電話が入っても内容を聞けるのは夜になってしまいます。電話機によっては、外出先から自宅へ電話をかけて留守番電話を再生したり、転送先の電話番号を登録して転送する機能がありますが、その都度通話料がかかります。また、転送されても仕事中は対応が難しいことが多いです。
そこで Asterisk では、留守番電話の録音を WAV ファイル化し、メール添付で送信する設定をしています。送り先も複数設定できるため、家族のスマートフォンへ送るようにしています。これにより、比較的早い段階で内容を確認できるようになりました。
社員B
FAXは普段あまり使いませんが、長年使っていたFAX付き電話機が壊れてしまい、無いと困るため新しいものを購入しようか悩んでいました。そんな時、社内の社員に相談したところ、「Asterisk でFAX受信ができ、さらに受信したFAXをPDF化して共有フォルダに保存したり、メール添付で送ることもできるよ」と教えてもらいました。
たまたま自宅で Raspberry Pi を動かしていたこともあり、Asterisk と関連アプリをインストールして運用を開始しました。また、FAX送信時はパソコンの印刷画面で出力先を選択するだけで送信できることも知り、新たにFAX機を購入せずに済みました。(※FAX送信時は、LAN接続されたパソコンや、Asterisk を導入した機器側で設定が必要です。)
ペーパーレス化により、外出先でもスマートフォンで受信FAXを確認できるので非常に便利です。
※上記の例は、光電話用ルータに登録して運用しており、家庭内LANやインターネット環境が必要です。